てごうとは「手合する」、
手を合わせるから発生した備後地方の方言。
皆が力を出し合い、気持を込めて一つのものを作り上げることをめざす所から名づけた。
尾道ゆかりの人を取り上げた演劇集団として平成11年(1999年)に発足しました。
演劇活動を進めていくにつれ、尾道文化や尾道ゆかりの人々の素晴らしさに惹かれ、
うずもれようとしている尾道文化を掘り起こし、
広く一般市民に対して普及することを目的とした活動を展開してきました。
おもな活動として、尾道ゆかりの人を取り上げた「市民劇団尾道テゴ−座」による演劇活動、
尾道の文化活動を支えている方々を講師に招いての勉強会、
尾道文化の掘り起こしと啓発活動、尾道文化の担い手となることを目指し活動を続けている。
ー NPO活動への展開 ー
尾道テゴー座は、尾道ゆかりの人を取り上げた演劇公演活動を続ける中で、
尾道文化を次世代へと繋げる活動、情報収集した資料などの発信活動、
まだ埋もれている尾道文化や
このままでは消滅の危機を免れない大切な文化の掘り起こしを行い、
尾道文化の保存活動や普及啓発活動を行うことを目的に、
この活動を確固たる活動とするため、
平成15年9月、特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受けました。
ー 今までの活動 ー
ゆかりの人を取り上げた演劇活動のほか、
平成14年度には経済産業省の市民ベンチャ−事業に採択され、
演劇と観光を取り入れた活動にも力を入れました。
その一つが「ポイント観光」。
演劇公演で取り上げた主人公について「ゆかりの地めぐりツア−」を組み、
市中にあるゆかりの場所を観光スポットとして回り、
最後に演劇公演を鑑賞するというものでした。
また、発足以来、てごう座に寄せられた衣装(約1000枚)の中に
「大正・昭和初期時代の着物」が多くあり、
大正時代の着物を着て大正浪漫に浸りながら
まちを歩く企画や大正浪漫着物ファッションショーを開催している。
きものを着てまちを歩く「きもの日和」は、
鞆の町の雛祭りイベントに合わせこれまでに数回開催、
また尾道の「あじさい忌」では
林芙美子さんの時代にタイムスリップできる着付け貸し出しを毎年行っている。
また、ハワイ・フランス・韓国でもこの「きもの日和」開催している。
ファッションショーは尾道みなと祭での「大正浪漫着物ファッションショー」、
福山「宮通ファッションショー」などを開催している。