第10回公演「日月抄」
平田玉薀没後150年記念事業
平成17年11月26・27日 しまなみ交流館
「平田玉蘊」を取り上げての2 作目となる。
絵になる芝居になる。尾道の中でこれ程素敵に生きた女性がいただろうか。
再び玉蘊さんに会える、そんな思いで芝居作りが始まった。
『すべての始まりと終わりは竹原舟遊記に始まる。
金ではなく銀の糸で結ばれていた二人。
瀬戸の心海に沈め最後まで通した二人の本当の嘘。
それはそれぞれの生き様の美学を胸に秘め
生きていくものなのか。』(プログラムより)
「平田玉蘊」没後150年を期に、尾道全市を舞台に見立て、尾道が誇る女流画家平田玉蘊さんを顕彰し、
併せて広く紹介し盛り立てていく官民一体となった実行委員会が平成16年12月設立しました。
1月16日に持光寺で行われた「平田玉蘊顕彰石碑設置除幕式」に始まり、
「平田玉蘊特別展」(おのみち歴史博物館)、玉蘊研究家の池田明子さんを講師に「玉蘊忌」(テアトロシェルネ)、
浄土寺源氏絵まつり、そしてテゴー座による「平田玉蘊」(写真家の村上宏治さんによる脚本)の
公演(テアトロシェルネにて)で締めくくられます。
この公演では、一昨年から始めた、観劇と市内観光をパックツアーにした「ポイント観光」も行います。
平田玉蘊ゆかりの地をめぐりながら、玉蘊さんの心に触れられるようなコースを企画しています。
こうした全市を上げての活動へつなげることにより、質の高い演劇、尾道文化活動に関わる人的なレベルアップ、
なおかつ頻度の高いニーズへと膨らんでいくことを望んでいます。